スポーツ整形外科とは
スポーツを続けていると、明らかなケガはした覚えが無いのに痛みが出てくる場合があります。その場合は、同じ動作の繰り返し負荷で局所に負担が蓄積しているせいで痛みを出していることが多いです。明らかなケガが発覚していない場合、多少痛みがあっても「練習しながら治す」「気合いが足りないせいだ」というように軽視されがちです。また、怪我をして痛みがあっても大事な試合があるので休めない、休んだらレギュラーを外されるなどの理由で安静にせずに無理して競技を続ける選手もいます。
しかし、そのような状況でプレーを継続していると、治るまでに長い期間がかかる、同じ場所の痛みを繰り返す、ずっと痛みがある中でプレーしている、そんな状態になってしまうケースも多くみられます。痛みが取れたとしても、筋力や持久力が衰えた状態で急に運動を再開することにより、復帰後に別の場所を怪我してしまうという悪循環になっていくこともあります。
適切な治療を行わずに無理して運動を続けていると、うまく治癒せずに痛みが残存したり、再発を繰り返す場合がありますので、運動・スポーツによって負った外傷・障害や生じた症状は、必ず整形外科の診察を受けていただきたいです。当院では、試合が近い場合や、どうしても休めない場合など、患者様それぞれの状況を考慮しながら適切な加療を選択してサポートしていきます。
当院のスポーツ整形外科の特徴
-
痛みの原因検索
-
動作の確認
-
早期復帰のためのリハビリ
-
再発予防の身体作り
-
競技特性に必要な身体機能の獲得
当院での治療
当院では医師と理学療法士が綿密に情報共有し治療に当たります。医師はレントゲンやエコーを用いて局所（痛みのある部分）の原因を特定します。それを受け、理学療法士は物理療法や自主練指導を通して、局所への痛みの改善のほか、痛みが出現した直後からでも早期復帰に向けて患部外の運動を始めていきます。
また、当院では医科学的理論に基づいた指導で、スポーツにおける外傷・障害の治療だけではなく、患者様のスポーツ復帰までをサポートすることを重視しております。日常生活への復帰を目的とする「メディカルリハビリテーション」だけではなく、怪我の復帰からスポーツのパフォーマンス向上までをサポートする「アスレティックリハビリテーション」を積極的に取り入れております。 なかなか復帰できずにいるスポーツ選手やスポーツ愛好家、怪我やスポーツ障害を繰り返して結果を出せずに悩んでいるアスリートの方も、ぜひお越しください。
野球をはじめ、幅広いスポーツに対応
投球動作などのフォーム指導ができる理学療法士も在籍しており、野球をはじめ各種スポーツ疾患に対応しています。
柔軟性や筋力が改善しても痛みがぶり返してしまう選手の中には、フォームに問題がある選手もいます。動画を撮影し問題点を見つけ出すことで再発の予防にも力を入れています。
当院では野球以外でのスポーツでも、陸上、ランニング、ゴルフ、バスケットボール、バレーボール、バレエ、格闘技などさまざまなスポーツで生じる痛みで来院される患者様も多いです。それぞれの競技特性に応じた診断・治療を行いますのでお気軽にご相談ください。
当院が対応する主なスポーツ外傷とスポーツ障害
スポーツ外傷
- 突き指
- 打撲
- 骨折
- 脱臼
- 捻挫
- 切り傷
- 靭帯損傷
- 腱断裂
- 肉離れ など
スポーツ障害
- 野球肩
- 野球肘
- テニス肘
- テニスレッグ
- ゴルフ肘
- ランナー膝
- ジャンパー膝
- アキレス腱炎
- 疲労骨折 など
手外科