首や肩の痛みでよくある疾患
首こり・肩こり
このような症状でお悩みではありませんか?
- 首から肩にかけて慢性的な筋肉の張り感、凝りがある
- うまく首が回らない
- 手の痺れや重だるさなどがある
これらの症状の原因として考えられるもの
仕事や日常生活で不良姿勢(頭部が前方へ移動した姿勢や猫背、巻き肩など)が癖になっている人や、ストレートネックと言われる首の骨の弯曲が少ない人で起こりやすいです。このような人は首や肩まわりの筋に持続的な負荷がかかりやすく、その結果常に筋肉が張った状態となり、血流のうっ滞や神経の圧迫による症状が出やすくなります。頭の重さは約4〜6㎏とボーリングの球と同等の重さがあります。不良姿勢により正しい姿勢で支えられていないと首、肩甲骨周りの筋への負担が大きくなり、首肩周りの痛みや凝り、手のしびれやだるさ、頭痛が生じることがあります。
首・肩こりの治療
これらの首凝り、肩こりといった症状は、ただマッサージを受けても改善はしません。一時的に凝りがほぐれても、また時間が経つと元に戻ってしまう、このような状態で接骨院などに通われている患者様が多いです。前述のように、首肩の筋肉へ持続的に負担がかかっている状態を改善しないことには、いくらその場で筋肉を揉みほぐしても効果は持続しません。茨城県土浦市の西郷整形外科リハビリクリニックでは患者様一人ひとりに合わせて、原因となっている部位へのアプローチや姿勢の改善を目指したリハビリテーションを行います。リハビリテーションについては国家資格を取得した理学療法士が担当し、一人ひとりに合わせた方法で問診、評価を行なった上で治療を進めていきます。なかなか改善されなかった症状でも親身になって原因を探し、姿勢の改善や症状の軽快を目指していくほか、再初予防のためのサポートも行います。
よくある質問
- デスクワークが多く、肩凝りや首が痛くなるのですがどうすれば良いでしょうか?
- 外傷的な要因がなく、不良姿勢を取ってしまうことが多いようであれば姿勢の改善や凝り固まった筋の緩和が必要となります。デスクワーク、長時間の運転、スマートフォンの操作などで同じ姿勢が続くことが多いようであれば途中で休憩を挟み、姿勢を崩すように首や肩を動かしたりストレッチをしたりすることが大事です。また患部を温めると固まった筋の血行が良くなり、緩みやすくなるので入浴や温めたタオルを首に当てるのも症状の改善につながります。
- 姿勢が悪いのは治りますか?
- 骨が変形してしまっている場合は、骨自体を元に戻すことはできません。あまり変形が強いと手術になることもありますが、周囲の固まってしまった筋の緩和や動きが悪くなっている可動域を広げることによって、症状の悪化を防ぎ、姿勢を改善していくことはできます。 また、普段の生活の中でも正しい姿勢を意識していただくことで症状の改善につながりやすくなります。
- 頭痛やしびれがあるのですが肩凝りのせいですか?
- 頚椎の変形により神経根や脊髄が圧迫されることでしびれを引き起こしている可能性があるので、レントゲン撮影にて頚椎の状態を確認しましょう。特にレントゲン所見に問題がなければ、首周りの筋の凝りが原因で神経を圧迫し、頭痛やしびれを引き起こしている可能性があります。首周りの筋のストレッチや暖めると症状の改善につながります。不良姿勢により症状を引き起こしている可能性もあるので姿勢にも気をつけましょう。
四十肩・五十肩
このような症状でお悩みではありませんか?
ひとえに四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)と言っても関節の変形、腱板断裂、上腕二頭筋の炎症、肩甲骨の動きに問題がある場合などさまざまな病態を含んでいます。年のせいだからしょうがないと思って放っておくと、なかなか症状が良くならない、悪くなる一方ということになってしまいます。肩の痛みの原因を見つけて早期から適切に治療を行わないと、痛みが長引く状態、関節が固まって動かなくなるといった状態になってしまいます。早めに医師の診察を受けましょう。
四十肩・五十肩の治療
仕事や日常生活で不良姿勢(頭部が前方へ移動した姿勢や猫背、巻き肩など)が癖になっている人や、ストレートネックと言われる首の骨の弯曲が少ない人に起こりやすいです。このような人は首や肩まわりの筋に持続的な負荷がかかりやすく、その結果常に筋肉が張った状態となり、血流のうっ滞や神経の圧迫による症状が出やすくなります。頭の重さは約4〜6㎏とボウリングの球と同等の重さがあります。正しい姿勢で支えられていないと首、肩甲骨周りの筋への負担が大きくなり、首肩周りの痛みや凝り、手のしびれやだるさ、頭痛が生じることがあります。
よくある質問
- 「四十肩」や「五十肩」だから年齢によってなるものではないのですか?
- 五十肩という言葉は古くは江戸時代からあるものでした。そのぐらいの年齢になると痛みが出ることが多いということで長年使われています。しかし医療の進歩によって原因は一つだけでなくさまざまなものがあることが判明しています。中でも腱板断裂や石灰沈着性腱炎などは適切な治療をすることで症状が改善することがありますので、痛みを感じるようになったら整形外科を受診することをおすすめします。
- 肩関節周囲炎はどのくらいの期間で治りますか?
- 治る早さは人により大きく違います。凍結肩の急性期や慢性期であれば炎症を抑えるための注射やポジショニング、肩甲骨周囲の筋肉を緩めることからスタートしていきます。じっとしていて夜の痛みが1カ月から3カ月くらいでとれても、その後に残る可動域制限が中々改善せず経過の長い方もいらっしゃいます。期間を短縮したい場合には外科的治療を行う場合もありますが、まずは理学療法士による保存療法から開始します。
- 理学療法はどんなことをしますか?
- 理学療法士が医師による診断後、問診や評価を実施し、一人ひとりに合わせた物理療法(マッサージ・電気・温熱・その他物理的刺激)や運動療法(ストレッチやトレーニング)を行っていきます。痛みの強い超初期では局所ストレス軽減を目的としたポジショニングや局所外のマッサージが中心となり、痛みの程度に合わせて徐々に関節可動域の拡大を目的とした運動などに変わっていきます。
その他の首・肩の疾患
- 頸椎症
- 寝違え
- むち打ち症
- 頸椎症性神経根症
- 頸椎椎間板ヘルニア
- 頸肩腕症候群
- 肩腱板損傷