院長紹介

皆さんこんにちは。
院長挨拶をご覧いただきありがとうございます。
私は医学生時代ラグビー部に所属し6年間を過ごしました。
今も悔しい思い出として残っているのが、最後のシーズンの直前に肩を脱臼し手術したことです。手術を受けたのは初めてで、とても怖かったことを覚えています。術後なんとか試合には出場できましたが、思ったようなパフォーマンスはできませんでした。
その時は、手術さえ終えれば元の身体の状態に戻れると安易な考えで手術に臨みましたが、現実は想像とは全く違うものでした。
まず術後は、安静によって衰えた身体機能を再度回復させるために時間がかかり苦労しました。更に競技復帰を急いでいた自分には、仲間にも置いていかれる孤独感と先の見えないトレーニングの時間は辛いものでした。
また、当時は正しいリハビリの知識がなく、術後に通う病院すらわからず、なんとなく自己流で身体を動かしたのもうまく復帰が進まなかった要因だと思います。あの時、正しい知識を教えてくれる人が身近にいたらと今でも思うことがあります。当時、学生の自分にはリハビリの必要性もわからなかったですし、その後何十年も先のことまで想像して治療方針を決めるなんて発想にはいたりませんでした。
このような自分自身の経験からもリハビリが必要不可欠だと断言できます。
また、スポーツをしているしていないに限らず、ケガを未然に防ぐことも術後のリハビリと同じぐらい大事だと言えます。この自身の経験を生かし、正しい知識を皆さんに知っていただくと共に、一人ひとりの想いを汲んだリハビリを提供できればと思って日々診療にあたっています。
一人でも多くの患者さんの痛みがとれて豊かな人生が送れるよう、お手伝いできればと思います。
略歴
- 獨協医科大学 卒業
- 岩手県立胆沢病院
- 岩手医科大学大学院 卒業
- 岩手県立二戸病院
- 岩手県立釜石病院
- 土浦協同病院
資格・所属学会
- 日本整形外科学会認定整形外科専門医
- 日本整形外科学会認定リハビリテーション医
治療への想い

負のスパイラルから
抜け出すリハビリを
私たちの身体は、使っていて初めて筋力や可動域が維持されており、使わなくなったら途端に関節が固まり、筋力は低下します。つまり筋力や可動域を維持するためには、適切な運動をすることが必要です。
痛みのない状態では普通に動かすことが可能なのですが、痛い状態では動かせと言われてもうまくできません。
誰でも痛いのは嫌なので、痛み止めを飲んでごまかすか、痛い部位を使わないようにして、無理して仕事や運動を続けてしまうと思います。
ですが無理して続けていると、変な姿勢や身体の使い方になって、別の部位への負担を増加させて痛くなり、最初に痛かった部位は使わないのでどんどん固まって動かなくなるという悪循環になります。 手術やケガをした人についても、治すためには固定して安静期間が必要ですが、固定した影響で動きが悪くなってしまいます。そのような状態から痛みなく正しく動けるようになるためにはリハビリが効果的です。

症状は放置せず
早期にご相談ください
年のせいだから、あるいはケガをしたからもう仕方がないと思って痛み止めだけ飲んでいる人も少なくないと思います。痛み止めは痛みを感じにくくするだけであって、悪い部位が治るわけではありません。痛みは負担がかかって出ることが多いので、負担がかからないように身体の使い方を直すことが大事です。痛みがなく健康な状態で長く生活できるように、症状があれば放置するのではなく、早めに病院を受診して相談することが大切です。