当院のサッカーのリハビリの特徴
- サッカーに強いスタッフ
- 理学療法士による個別リハビリ
- 競技復帰までをしっかりサポート
- 再発予防のフォーム
- 身体作りもサポート
サッカーのリハビリについて
当院では選手の治療・コンディショニングをするにあたり、ピリオダイゼーションの理論を取り入れています。ピリオダイゼーションとは、目標の試合や大会に向けて自身の出せるパフォーマンスを最大に出せるようにするという考え方です。つまり、適切なトレーニングの負荷量・頻度・内容を設定し、効率的・計画的にコンディショニングをするということです。これを実行することで、目標の明確化・トレーニングのマンネリ防止・オーバートレーニング防止などにつながります。
実際のリハビリでは、問診後に可動域や筋力の評価をし、患者さまの動作の確認(キック動作やダッシュ)、治療・トレーニングといった流れで進めて参ります。
特にサッカーでは鼠蹊部の痛みが出ることが多く、キック動作が大きく関わっています。キック動作においては、下肢・体幹の筋力や柔軟性が大きく影響します。例えば、サッカーの基礎となるインサイドキックに関しては内転筋(内ももの筋肉)との関連があるため、そこのストレッチを重点的に行う必要がありますので、当院のリハビリテーションではその正しいやり方を指導します。
当院のサッカーでのリハビリテーションの流れの一例をご紹介します。
①問診、必要とされる体力の確認
サッカーで必要とされる体力・動作を中心にトレーニングを行っていきます。特にサッカーでは30mなどのスプリントをどれだけ速く、多く走れるかが試合に大きく影響します。また、選手のポジションごとに求められる動きが変わるため、それに応じたトレーニングが重要となります。
②負荷量の設定
怪我の部位の悪化やオーバートレーニングが起こらないよう、回復の段階ごとに的確な評価を行い、その結果をもとにトレーニングメニューを作成します。また、そのトレーニングが正しくできているかを確認しながら適切な負荷をかけていきます。
③怪我部位以外のトレーニング
復帰後のパフォーマンスや再発防止の観点から、怪我の部位以外の身体を十分に活用して、積極的に体力強化を図ります。体幹機能の向上・心肺機能の向上を目指してトレーニングをしていきます。
④再発の防止
再発を防止するために、障害となる要因を除去・軽減することが重要で、再受傷を防止するためにその部位の強化を行います。筋肉の柔軟性が低下することで関節に負担がかかり、怪我につながってしまいますので、医院でのリハビリだけではなく自分でもストレッチができるように指導をしていきます。
⑤心理面でのコントロール
モチベーションやチーム内での役割などを把握し、本人のやる気を維持・向上するサポートを行います。復帰を焦ってオーバーユースを引き起こさない配慮も必要となるため、本人にも理解してもらえるように工夫をしていきます。
よくあるQ&A
- ストレッチはどれくらいやるのが良いのでしょうか?
- 基本的には毎日行いましょう。成長期のお子様の場合は、骨の成長スピードに筋肉の柔軟性が追いつかなくなってしまうことがあります。スポーツ前後にやるのは当然ですが、お風呂上がりや起床時に行うのも良いでしょう。しかし、反動をつけたり、伸ばす時間が短くなったりするなど適当にしてしまうとストレッチの効果が薄れてしまいます。
- 子どもでも筋力は必要ですか?
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はい。バランスを保持する筋力や自分の体重を支える筋力は最低限必要になります。適切な負荷量や頻度を設定しトレーニングを継続することが重要になります。
ただし、間違ったフォームで続けたり、回数設定を間違えたりしてしまうと筋力をつけていくのは難しくなってしまいます。指導を受け正しいフォームを身につけて、ご自宅で実践してみましょう。
- 痛みがあるのに、練習・試合を続けて大丈夫でしょうか?
- 炎症がある場合や、他の部位でかばってしまうような痛みがある場合はプレーを控えましょう。痛みがある状態をずっと我慢してしまうと、怪我が長引いてしまう可能性があります。痛みが続いている場合は、原因を知るためにもお早めに整形外科を受診してください。
リハビリの流れ
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問診一人ひとりのお悩みに真摯に向き合います
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評価理学療法士が回復の段階に応じてリハビリを計画します。
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リハビリ理学療法士がマンツーマンで、患者さまに合わせた治療を行います。
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アフターフォロー自分でストレッチができるように指導したり、心理的なサポートを行います。
他の主なスポーツ外傷とスポーツ障害
スポーツ外傷
突き指、打撲、骨折、脱臼、捻挫、切り傷、靭帯損傷、腱断裂、肉離れ など
スポーツ障害
野球肩、野球肘、テニス肘、テニスレッグ、ゴルフ肘、ランナー膝、ジャンパー膝、アキレス腱炎、疲労骨折 など